小さな庭での小さな出来事

ハックニーのおうちから一緒にうつり住んできたバラの植木のお手入れをした。

わりに小さめの鉢に植えてしまったバラの花は、しばらく葉も少なく頼りなげに立っていたのに、いまは春の陽光をさんさんに浴びて新緑の葉がたわわにゆれている。ただ3月までは続けて真っ赤な花をつけていたのに、しばらく咲いていない。春なのだから、ますますお花がふえてもよいものの・・・なぜかしら。ひさしぶりに近づいて、花を覗き込んだ。よおく見ればアブラムシが大量に発生しているではないか。特に花の芽のあたりにびっしりと緑のぶつぶつが群らがっている。久しぶりにこんなグロテスクなものを見てぞっとしたが、このままではバラが危ない!(のか?)

むかし見つけて残しておいた小さな雑誌の切抜きに、「アブラムシは、葉や茎にティッシュをあて、霧吹きで水をシュッとかけて洗い流せば取れてしまいます。」と、書いてあった。さっそく挿絵のとおりに、ティッシュを葉の下にあててアブラムシを流そうとする。でもあまりに数が多すぎてとりきれない。霧吹きから、水を含んだ布切れに持ち替えて拭き取る作戦に出た。

先ほどまでは、身の毛がよだつほど恐ろしく見えたアブラムシの大群もしばらくすると慣れるもの。そういえばこうやって、小学校のときに初めてさばいたお魚も、怖くなくなったんだっけ。

こんな動きもしない、水を含んだタオルで拭けばさっと落ちてしまうような虫が、なぜ害虫と呼ばれているのか、、、ふしぎに思ってインターネットで調べてみた。そうすると、どうやら花の病気を広げてしまうらしい。そういえば、葉っぱの色が少しおかしかったかな。

以下、無農薬でアブラムシを取り除く方法いろいろ。

  • 脂肪分の多い牛乳を少し薄めたもの(薄めすぎると効果がない)を霧吹きで散布する(牛乳が固まって、アブラムシの呼吸する穴を塞いでしまうので呼吸できなくなって死んでしまう)。なるべく晴れた日に行い、牛乳が乾いたら水で流すとすぐ取れる。
  • ニンニク溶液を薄めて霧吹きで散布。(お鍋にお水、ニンニクをすりつぶした物と唐辛子を1本いれ煮る。4,5分煮たら火を止め冷ましスプレーとして使うと虫が寄り付かない。苺にスプレーすると甘みが出て一石二鳥。)
  • 害虫には,タバスコを薄めた物を霧吹きで散布。
  • 使った後のコーヒー豆/お茶がらを木の根元にまくと良いらしい。
  • 晴れた暑い日なら洗濯用のり/PVAが最適。水のりを水で約2倍に薄めて霧吹きでアブラムシのたくさんいるところに吹き付ける。しばらくするとぱりぱりになるので掃除機で吸い込んでしまう。95%は効果あり。
  • 鉢の土の上には,アルミホイルをひくと害虫がつきにくくなる。
  • 最後は、ばらに関する総合案内 http://www.diy-town.co.jp/howto/rose/byougai.html