Sutton House

昨日、今日と降ったり降らなかったりが続いている。ここ2日続けてクラシックFMばかりを聞いている、のは天気のせいもあるのかな。クラシックをイギリスで聞くのは、やっぱり合うというか。なんとなく、日本に居たときよりスッと入ってくるような気がする。もうひとつ、以前良く聞いていたJAZZ FMは、どう探しても聞きあたらず、どこかに行ってしまったらしい。行方が気になる。

昨日は、久しぶりに雨のSutton House(サットン・ハウス)へ。良かった!前にも書いたように、ここのカフェは、温室のようになっている。ガラス屋根の上に、しとしと落ちる雨や、お部屋のまわりの緑を眺めながら、ほっと一息できる場所で、なかなか人が居ないのが、さらに穴場度を上げている。小さなところだから、まぁ3組も居れば一杯になってしまうところだけれど。こういう歴史のある建物が、家の近くにあってすぐに来れるというのも、ロンドンならではだなぁ、と幸せに思う。席について、今日お茶することにしたヒロミチャンを待つ。その間、わたしは『ART OF THE GARDEN』という、美術本を読んでいた。この本は、ここ数日続けて読んでいる。

こうやって、本を家から持ち出して読もうと思ったのは、友人のヒナコちゃんに影響されてのところが多い。なかなかの読書家で、哲学書などかなり難しい本も読む彼女は、なるべく外で本を読むようにしているという。わざわざセントラルにまで出てカフェに入り、何時間も本を読むことだってあるらしい。そうやって家のそとで本を読むことは、彼女にとって家での細々したこと、作品の制作など、そういうことを全て忘れて、頭を『本』へ切り替えるスイッチだとか。私も、なかなか読み終わらないこの本を、場所を変えれば少しは進むかなと思い、重いけどえっちらよっちら持ち出した。効果のほどは・・・。家で読んでいた分にはいつの間にかウトウトしていたけど、緊張感があるせいか『寝ない』。その分読める、という感じかな。

ここは、どこかとても雨が似合う場所、と一緒に行ったヒロミチャンとも話した。サットンハウスが、お昼にどの程度混むのか見てみたいし、今日はお昼に行って本を読んでみようかな・・・と思う。