パパG

 そうそう、昨日突然パパGが遊びに来た。ロンドンに仕事で来たついでに寄ってくれた。パパGは、イタリア製高級キッチンの販売をしているが、昨日はコニシキくらいの立派な体をした奥さんのところに説明しに行ってたそうだ。ドイツ対オランダ戦(だったよね?)を見ながらパブめぐりをして、私たちのお気に入りのベトナム料理屋サンから出前を取り、短い時間だったけど愉快なときを過ごした。
 パパGはジェントルマン・ジョークがひっきりなしに炸裂して、面白い人だ。イギリスと日本(+韓国)と場所は違えども、うちの父に共通点が良くあって親しみ深い。例えば「食べる」ことが大好きだったり、お酒を良く飲んだり、仕事の話や豆知識をよく話していたり、体系もそうだし、ゴルフ好きだったり、サッカーのゴールが入るときに叫ぶところが、うちの父の野球の点が入るところで叫ぶところに似ていたり、よく笑うところとか、面白いお母さん(おばあちゃん)が至り、多分吸っているタバコの銘柄も同じだったと思う。面白いことにね、とにかく細かいところで似ている気がする。

 日本の生活(特に「食」)にとっても興味があるらしく、私たちの日本旅行の話も織り交ぜながら、沢山日本での生活について話した。朝早くから、コーヒーやクロワッサンだけなどのヨーロッパとは違い、朝ごはんを昼・夜ご飯同様にフルコースで食べることにビックリしていた。何度説明しても信じられないらしい。リッチも「イギリスでは想像出来ないけど、なぜか日本に行ったら食欲が出て、その習慣が受け入れられるんだよ。」と熱く説明していた。
 他にも、京都の旅館(私たちが説明するところの「SAMURAI HOTEL」)には、とっても興味を持っていた。温泉と共に、一生に一度は体験させてあげたいと思う。何より、一番の大切なところは、福岡のおばちゃんが作ってくれた「焼肉」だ。今でもリッチは、「今まで生きていた中でも、あんなに美味しいビーフを食べたことがない」と語る焼肉は、本当に段違いで美味しかった。私自身も、一生で一番美味しい焼肉を食べたんだと思っている。うちのおばあちゃん達にも会って欲しいし、忙しい2週間だったけど、去年の9月に帰った時はやっぱりリッチと行って本当に良かった。
 カラオケもイギリスだと恥ずかしいものの、日本だと個室で歌えるということにビックリしていた。個室にわざわざ人が来て、飲み物を運んでくるということも、入ると店員が反応(いらっしゃいませ)するということも、日本の居酒屋も、まったく違う世界らしい。うちの家族とチョルーおじさんと行ったカラオケは、本当に楽しそうだと興味しんしんだった。
 みんなで一緒に、日本に行ってみたいね、と話した。ママGは、日本に真実の「Polite(礼儀)」の精神が残っている、と信じているらしい。うーん、表向きと裏向きがあるという話は、分からないだろうけど、確かに表向きはそうなのかな。偶に本当の「礼儀と上品さ」を垣間見るのは、イギリスと同じだろうけどなぁ。

 リッチの仕事の話もしながら、税金や株のアドバイスも沢山聞いた。パパGには、いつもご飯を食べさせてもらったり、遊びに行ったり何かとお世話になっている。

Pictures were taken by a polaroid camera as my digital camera has been broken.