泥人間あらわる

近所にあるビクトリア・コーチステーションで、泥人間たちが歩き回っている、との情報をうけました。そうです。グラストンベリーからの直行バスが、一日たった後のその日、ロンドンについに戻ってきたのでした。

ヒューヒュー、

周りの人の声援を受け、それに手を振って答える人々・・・

たかが音楽フェスに行ってきたからって、一体なんの英雄扱いなんでしょう。これには理由があるのです。

グラストンベリー・サマー・フェスティバルは、雨が降ることで有名。悲惨なほどに雨がふることで有名。せっかく張ったテントが、水の中に沈んでしまったり、会場は泥と水がひざの上まで上がってきて長靴の意味が無かったり、実際うんこだか泥だか見分けもつかないトイレで用を足さなきゃいけなかったり、トイレットペーパーはもちろん無かったり、あの寒いイギリスの気候で長い間列をなして待った公衆シャワーでは、水しかでなかったり、音楽フェスとは得てして生存競争をかけた戦いです。

つまりは、あの過酷なグラストンベリーから帰ってきた勇士達、よくぞ無事に帰ってきた、と。そういう意味での声援に違いない。今回も、ラストのザ・フーでは、みんな傘もささずに、レインコートも着ずに、土砂降りの中、寒さに耐えながらずぶ濡れになって聞いていた。テレビで見てるこっちが、みんな風邪引かないかと心配で音楽どころじゃないほど・・・いやいや、音楽に対する愛をもってすれば、こんなことなど大した問題ではないんでしょうね。

グラストンベリーは、行かなくてもBBCで毎年ダイジェストと、いくつかのバンドは生で見れるので、わたしは最後の日(日曜日)だけテレビでチェックしました。個人的にそのなかでときめいたバンド、みなさんMyspaceで音楽を提供されてましたので、メモがわりにリンクを張っておきます。BGMがわりに開いてみてね。


http://www.myspace.com/coldwarkids
http://www.myspace.com/rodrigoygabriela
http://www.myspace.com/thegoteam
http://www.myspace.com/getcapewearcapefly
http://www.myspace.com/manics


BBCのサイトでも映像が見れます
http://www.bbc.co.uk/glastonbury/