にがうり

デモンストレーション

地元で小学校以来の幼馴染に会う。インターネットで予め耳にしていた、「豊見城(トミグスク)」という沖縄料理店に行ってみる。

初めての沖縄料理は、予想に反してやっぱりゴーヤがまずくてびっくり。昔、母が作ってくれたとき、苦すぎて・・・(これゼッタイ作り方間違ってるよ。本場の沖縄の人が作ったら美味しいはずだって。いつか本場のゴーヤを食べてやる)と、思ってたがヤッパリおなじくらい苦かった。でも豆腐と一緒に出てきて、それが結構わるくない。たぶん、こちらの舌も変わったんだろう。コーヒーが飲めるようになったし、ミントのチューインガムで泣くこともない今は、たぶんあのときの私とずいぶん違う。

おおよそ7、8年ぶりにあった友人は、昔のままの面影を残していた。話をすれば、そうだね、大人らしさがチラホラするけど、大事な部分は変わってない。まったく他人だ、話が出来ない、なんて困惑が頭をかすめる瞬間はちっともなかった。一緒に毎朝登校して、毎晩帰ってきたあのときと同じ、「一緒にいる」っていう時間を過ごせたの。私もぜんぜん変わってないって言ってくれた。スッピンだし、髪も黒髪だから身体的な見た目は、中学の頃から確かに変わってないはず。そんな状態で会えて良かった。

その後、「最近の居酒屋は、各席についているTVモニターでオーダーするらしい」というウワサを確かめに松戸へ・・・。『二重丸』というこれまた沖縄系の居酒屋に連れて行ってもらう。本当にあった!回転寿司に次ぎ、機械化されたレストランを体験。あ、居酒屋でしたね。結局ふたりで一夜にして8皿分くらい平らげる。はちきれんばかりの胃を抱えながら帰路へ。ちょっと胃がもたれそうである。明日も人に会う。