住まいとエコロジー

教会や寺院の建物も Recycle
(Architectural & Decorative Antiques)

古いものがよし、とされているイギリスならではの、こんなビジネスを発見。こちらの会社では、寺院や教会などの古い建築物から集めたアンティークのデコレーションなどを、小さいものから大きいものまで売りさばいていました。古いものを恐いとか思わないんだ。お化けにたたられそうとか、昔使ってたひとはどんな人だったんだろう、とか思わないんだな。そこが日本とイギリスの大きな違い。

不動産のブースでもエコロジー

カーペンター(大工)さんたちのブースや、カスタマイズできる新しいタイプの家を紹介しているブース、間取り図が所狭しと並んでいて不動産やさんっぽいブース、、、などなどの建築コーナーにも行きました。が、建築や専門的なことは、さっぱり分かりません。

唯一、興味を持ったのが、上にも書いた古い建築物のSarvageアンティークにも関連し、今度は家全体を伝統的な手法で、すでに既存していた古い建物の建材などを再利用して作り上げるというもの。間取り図や写真もきれいに上手にディスプレイしてあって、ここのブースはとっても面白かったです。

Homes For Healthy Greener Living
 -Eco Friendly & Green Homes のすすめ

それからエコに関連した家作りを支援する、というブースも発見。彼らのウェブサイトは、これから家を購入しようとしている人たちへ向けて『環境に良い家を購入するには、どうすればよか』ということをファースト・バイヤーにも分かりやすく説いた、イギリスで初めてのホームページなんだそうです。「環境に良い家は、多分お金にも優しい。」団体のちらしも、もちろん再生紙。『Printed on 100% post-consumer waste recycled paper』と書いてありました。

そういえば、再生紙のちらしは少ない、使い捨ての食器を使っている、など、こういったイベント自体がエコに優しい、というまでには、まだまだ程遠い様子のイギリス。

建設業界のエコ遅れ

リサイクルやエコに関して疎いのは、不動産業界じたいに問題があるのではないか、と Sumerset Trust Sustainable Development は批判していました。「今わたしたちの社会では、60%ものCO2が建設時や建物の維持によって産み出され、およそ50%の埋め立てゴミが建設産業から排出されている。残念ながら、現在流通している建築やデザインは、ほぼ大抵『どれだけ環境や我々の健康に影響を及ぼさないか』に無配慮で作られたものばかり。実際には、大幅に排気を減らすことの出来る、環境に良いテクニックや資源が市場で十分入手可能であるにもかかわらず、その存在を建設業界は、ほぼ無視している状態。つまり、どのように建てるか、どのように維持していくかを、わたしたち消費者自身が選んでいくことが大変な違いに繋がるのである。」

『Sustainable』を辞書で引くと、こう出ました。

sus・tain・a・ble 
━━ a. 維持[継続]できる; 
(環境を破壊しないで資源開発が)継続できる

Sustainable ハウスとは、自然光や太陽電気、排水、熱の循環をよくすることなどで、地球に優しく維持していくことが出来る家のようです。とっても面白い!また今度、詳しくリサーチしてお話したいです。

エコに関してこんなサービスも!

Ecology Building Society は、リノベーションのやセルフ・ビルドなど、特に環境に優しい家を作ろうとする人のために、特別に設定された Mordgage(多分、住宅ローンに近いのかな)を提供しています。もっと環境に関して何かしようをしている人たちへ、金銭面でもさらなるサポートをしていこうというプロジェクトのようです。新しく出来た、実験的なップロジェクトみたいだけど、今後に期待したいサービス!

今回はエコと家に関して纏めました。11日のページに、次回、家のインテリアなどに関してレポートします。


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