PLAY ライブ・アートメイキング・パフォーマンス パーティー

 この日、チェルシー大学では不思議なパーティーがありました。2年生のある4人が主催して、「ライブで、アートをしてみよう。参加自由。パフォーマンス・ペインティング・ドローイング・何でもあり!」と言った、『プレイ(遊ぶ)』というイベントが、大学のギャラリー・スペースで夜から催されました。昨日は、かなり忙しくって、私はもうくたくただったから唯写真を撮るだけに終わったけど。

 どこを向いても壁中に色んな絵の具がスプレーされ、延ばされ、叩かれ、撫でられ・・・。床中には訳の分からないものが散乱し(歯磨き粉やベビーカー、芝生など)、中央ではイベント中、ずっと鼻をかみ続ける男。鼻紙を回りの人に投げつけ、それらも散乱している。階段の上では、100ヶくらいのヘア・ワックスを黙々と掬い取り、折り畳み傘にあける女の子。エレベーターは5分、10分のうちに、ガムテープで塞がれ、その上ダンボール箱で塞がれ、そしてまたガムテープで念入りに塞がれ・・・。何も知らずに降りてきた人が、中から蹴破って脱出する、という光景を見ました。ドアが開いて何故か、段ボール箱が目の前を塞いでいて、壁の向こうでは人が「キャーキャー」言っているのにも関わらず、出れなかった場合・・・。私だったら、無言で1階上がって降りてくるけどね。

 美術学校って、ちょっとした精神病院だなって思いました。