テート・ブリテン

Pre Rapaelite Vision: Truth to Nature

 朝一番、まずは、来年大学が隣に移る「テート・ブリテン」にて「Pre・Raphaelite・Vision(ラファエル前派の視点:自然への真実)」を見に行く。あの美術館は、ちゃんと日本語の解説も展示ごとに用意していて豆だ。
 今回は、近代ではない展示内容なので、前回の「Turner Show」同様にかなりのお年寄り率である。昼間っからギャラリーに来ることができるのは、大抵お年寄りか、マダムと子供連れ、ポッシュなカップル、もしくは学生が授業として訪れているかに限りますが。こちらの老人も趣味が多彩なもので、かわいらしいのは、もうよぼよぼの真っ白になったオジイチャン・オバアチャンカップルが、仲良く一緒に見に来ていることだ。しょぼしょぼ、しょぼしょぼって話しては、随分長いことジックリ見ている。展示を見終わってコーヒーを飲むときも、オジイチャン・オバアチャンカップルたちが、仲良く座っている。でも、あんなにわざわざ一緒に来るほど仲が良いのに、あまり言葉を交わさないのは、テレパシー?無料で借りられる「虫眼鏡」を片手に持ったオジイチャン・オバアチャンたちに混じって、ラファエル前派の信じがたいほどの技術と作業の作品たちを拝ませてもらいました。