ヴェネツィア・ビエンナーレ

先週日、3泊4日でイタリアのヴェネツィアビエンナーレに行って来た。レシートをやっと整理し終わったので、今回は旅の主要な支出をざっとまとめて、日記に書こうと思う。学生の立場で行くヴェネツィア旅行を、今後ヴェネツィアへ行く人や、また自分自身も次回計画をたてる上で参考になるように。

空港まで

今回は朝が早かったので、ひなこちゃんと二人、我が家からスタンステッド空港までタクシーを使った。が、これが大失敗。最初に予約していたタクシーにすっぽかされ、便をのがすことに。 Missing Flight Fee という料金を£40払って、これでは結局普通のフライトと同じくらいの値段になってしまった。 Ryanair のチケットは安いことで有名だが、現地についてもバスを逃せばタクシー代が高くつき、話に聞いていたとおり『空港からの行きかえり』が1番の問題だと痛感 。考えられた3つのオプションを並べて考えてみる。

2人で行く場合、往復での合計金額。

(1) Night bus £4.80 (single oneway £1.20) + Stansted Express from Liverpool st. sta. £50 (return £25) = £54.80

(2) Taxi to Stratford sta. £22 (oneway £11) + National Express Coach to Stansted airport £28 (single oneway £7, perhaps its cheaper if i bought return ticket) = £50
if night bus instead of taxi = 32.80

(3) タクシーのみ
4人以上で行くなら、信用の出来るタクシー会社を使って、高くて£65(Adison&Lee)だから、一人往復£32.5。やっぱり、まだまだ高い。ハックニーのローカル・タクシー会社では、£35〜55。今回はもちろん一番安いところを使ったわけだが、最初はすっぽかされたので、一応£55を念のため使うとして、一人往復£27.5。これで、スタンステッド・エクスプレスを使うのと2ポンド程しか変わらない計算になる。

飛行機代

Ryanair のチェック・インは1時間前。移動や朝方の寝ぼけ具合を考えると、2時間前を目安に出たほうが良し。ちなみにどうせチェック・インに並んでも、席はまた飛行機に乗る際、好きな場所を選ぶこと(早いものがち)になるので、早めに搭乗口に来て並ぶべし。

行 Stansted 6.30 - Treviso 9.25
帰 Treviso 22.40 - Stansted 23.45

それから、トレヴィソ空港からベニスの市内まで45分ほどバスにのる。チケット売り場は、入国審査を経て一旦出たところの左側にて。往復で9ユーロ。チケットを買ったあと、外に出てすぐ左がバス停。まぁ、チケット売り場のひとが教えてくれるし、大きなバスがすぐ目に入るので、迷うことは無いだろう。乗る前に、駐車場のわきにある黄色い機械にチケットを差込み、時間を押すことをヒナコちゃんに教えてもらう。このシステムは、初めてだ。(そういえばロンドンでは、悪いひとがガムや紙などを差し込んで、ATMや自販機が使えなくなっていることが良くあるが。ヴェネツィアでは、そういうものにもガムやステッカーがついてることがなく、そういう公のものがまだ『無事』だ、という印象。)

宿

今回は、はじめてユース・ホステルを使う。夜も皆静かに過ごしていて、清潔だったし、なかなか住みやすかった。一晩、£13くらいかな。でも、もし次回行くなら複数で『アパート』や『フラット』を借りてみたい思う。値段は、ピンからキリまであるが、3部屋とリビングルームのダブルベッドソファで8人が寝泊りできて、一週間で32ユーロ。一人、一週間4ユーロになる!!どうせ、何十人もの人と2階建てベッドで寝るのなら、知り合い8人と行った方がずっと過ごしやすいような気がする。今度は、ビエンナーレや美術に共通の興味をもつ人達と、みんなで行ってみたいと思った。

入場料

ヴェネツィアビエンナーレの入場料は、International Student Card (国際学生証)を見せれば、8ユーロで両方の会場に入るチケットが買える。街中に散らばった他の会場は、無料で見ることができる。今回、Rolling Venice Card (3ユーロ) という、ヴェネツィア内だけで通用する20代までの若者割引カードを買ったが、短期の滞在ではそこまで必要なかった、と反省。ちなみにこのチケットで、1日、3日、7日分の水上バスパスも割引で買うことが出来るが、私達のユースホテルからビエンナーレの会場までは、少し市内から外れているせいか、誰も確認するひとがいなかったので、地元のひとは皆ただ乗りしていた模様。一度だけ市内で見せる機会があったのは、夕飯を食べた Riatto 停留所のみで、しかしそこも9時をまわるとスタッフが帰るために、また皆ただ乗り状態。ひなこちゃんの賢い提案で、一般の Public Transport でヴェネツィアを一周して夜景を見たが、これも、食事をして人がいなくなってから乗れば払わなくてすむ。

必需品

今回すっかり忘れてしまった必需品。『蚊よけスプレー、かゆみ止め、日焼け止め』。イタリアは暑い国だから、蚊がいるに決まってる。すっかりイギリスなれして蚊の存在を忘れていた私の足は、無数の赤いあと。最初にいった Giardini という会場は、公園の中にあるため、蚊がわんさか居た。ひなこちゃんが持っていた日焼け止めは、詰め替え用のような、プラスチックの袋に入っていて、歯磨き粉のチューブについているような蓋の日焼け止めで、軽いし、とても安かったらしい。スペインに行くときも、これを知っていれば良かった・・・と思った。ボトルって結構重いものな。

シャンプーや石鹸も、4分の1くらいで良かった。多分それを二人で使っても余るだろうな。

食事

スーパーマーケットで買物をしたり、気負わずに、でもなるべく安い食事をしたけど、なんだかイタリアンらしい食事を最後にしたくって、ぎりぎりで見つけたレストラン Vini da Pinto。日本の雑誌の切りぬきなども貼ってあって、オーナーさんは随分日本人慣れした印象。でもそこのイカスミパスタ、美味しかった〜〜〜!イタリア語では、 Spaghetti con le seppi e nere (9 euro) と書いてあったのをメモ。そこまで高くなく、丁度市場の裏にあり、今度は市場も見てお食事したいなぁ、と思った。

以上がざっとしたまとめ。撮った写真や美術に関しては、またあとでアップしようと思う。