学年終わり

本日、ファウンデーション・コースの End Of The Year Show があった。明日までには、スタジオの荷物を全部撤収しなければならないので、じっくりではあるが荷物を纏めていると、もう日暮れ。なかなか色んなものが散らばっている。が、他の生徒がするように、未だ使えるものをぽいぽいと捨てたくはないし、紙はリサイクルに出したいので細かく分別。チェルシーの人は、大きな紙やキャンバス、木もぽいぽい捨てる。やっぱり金持ちだからか・・・。でもそんなのは、お金の問題より品格の問題だ。品の無い捨て方をするのは、やはり教養の無い感じがする。最後の始末も踏まえ、責任を持って作り始めて欲しいものだ、とおばさんは思う。そこまでが作品に対する責任と思う。

そんなことより、ファウンデーション・コースのエキシビションでは感心し通し。もしかすると、一番輝いているときなのかもしれない。と、これは私の個人的な意見。荒削りでも、みんな必死だ。あのときのプレッシャーは特別なものだったに違いないと思った。本当に刺激的だと思う。他の学校のショーを見に行ったことは無いが、普通のエキシビションに行くよりも、コチラのほうがずっと面白いぞと思った。

この日ばかりは、ファウンデーション・コースの総長、鬼チューター ディビットの顔も笑顔でほころぶ。この先生は、毎年たくさんの生徒に嫌われて、わたしも大嫌いだったけど、今ではいい人だったのかも・・・と時々こころ揺らぐ。結局、この先生も増える生徒の数と大きな変動の中、必死に働いているのだ。わたしの前髪もいいね、って言ってくれたし。今回の展覧会では、お知り合いのまっちゃんがパフォーマンスをされた。すごい勇気だ。その勇気だけでもう十分勝者だ。お知らせの広告も、見せ方もセンスが光る*1。パフォーマンスは舞踊のような感じで、かっこよかった。もっとゆっくりお話したかったけど、何十人ものお友達に囲まれてたので、ファウンデーション・コースの皆さんは、この後色々あるだろう・・・と思ってBAのわたしは静かにスタジオに戻った。また会う機会があったら是非、お話しよう。9時までかかって何とか、片付け終了。明日は早起きして、タクシーで家まで搬送してわたしの一年が終了。これで、私のスタジオでの勉強の一年が終わる。楽しい一年でした。また来年が楽しみです。

来週からは3年生の『Degree Show』を、学期の終わり(24日)まで手伝うことになっている。勉強させてもらおう。

*1:今日の挿絵