ロジャー・アックリング先生

スプリング・ターム*1から、私のパーソナル・チューター*2はロジャー先生。すごいよ〜。すごい面白い、すごい勉強になる素晴らしい先生です。と、ここ数日、絶え間なく感激。今学期2回あったチュートリアル、毎回沢山のことを教えてもらった。

熱心でユーモアのあるロジャー先生は、どの生徒からも大人気で、いつも自作の生徒ノートを片手に話に来てくれます。私の作品についての指導だけではなく、先生は自分の昔話をいろいろと話してくれるのが、わたしはとても大好き。そこまでお歳を召しているようには見えないけれど、「年寄りの話しでごめんね」と前置きを言っては、日本を旅したときの話から、先生が見てきた作品の話、自分が作品をつくるときの話など、いつまでたっても話しは尽きない。本当に面白いチャーミングなおじいちゃん先生。

でも実は、私自身、何年も前から知らず知らずのうちに、作品を通してロジャー先生と出会っていたんだな、と。これは最近気がついたこと。

アネリージューダ・ファインアートはオックスフォード・ストリートの裏道にある、私の大好きなギャラリーのひとつ。天井がガラス張りになってて、曇が多いロンドンの空模様でも自然光で明るい、とっても素敵なギャラリーなんです。何年か前、そのときもふらっと立ち寄った日、私はロジャーの作品を見ていたのでした。確かその日もヒロミチャンと行ったんだわ。

作品を見て、そのとき、つい笑ってしまったんだな。すごい遊び心のある、面白いかわいい作品たちばっかりだったんだもの。見ていてワクワクせずには居られないような、それぞれが可愛い生き物のような、不思議なキャラクターがあった。見たとき、あー、こういうの大好きだな、と直ぐに思ったんだった。

そのときのエキシビションの作品たちは、ギャラリーのサイトにて。

⇒『gallery artists』からアーティスト一覧へ。⇒リスト一番上の『Roger Acling』からロジャーのアーティスト・ページへ⇒そしてそのページ一番下の写真『Things of August 2003』をクリックして見れます。

同じギャラリーには有名アーティストサン達が沢山居るけど、個人的に私はロジャーの作品が一番好きだ。あのときのアーティストさんだったのか!!と思うと感動もひとしおです。

チェルシーに入って、あのアーティストさんに実際に教えていただけるとは。本当に在り難いこと。感謝、感謝。この先生に会えたことは、チェルシーに入って良かったと更に思う理由。

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*1:春学期

*2:個人指導担当の先生