二十三歳

誕生日は大学で。わたし「今日誕生日なの」って言い出せなくって、一人ドキドキしていた午前中。午後には自分自身が、すっかり忘れてた。誕生日には、一生心に残ることをしようって思ってた高校時代。いつもこの日を思いだせるようにと、友人とピアスを開けに行き、次はタトゥーかと考えていたあの当時。あの時は、痛い思いも生きてる実感だと思って、嬉しかったんだな。変だよね。でももう痛い思いはしたくないし、時間もお金もない。ただ一生心に残ることをしようって一日を過ごすのは、その心がけには意味がある、と誕生日当日、毎年思い出すこと。アスカチャンみたいに旅行に行ったり、何かひとつ今までやりたかったけど出来なかった、でっかい新しいことをするとかさ。

そう何でこの日が忙しかったかっていうと、3日後に校内である、ちっちゃなエキシビション(展覧会)に参加することになったからです。新しい校舎にうつって、そこにはギャラリーというか、エキシビション・スペースが別棟にあるんだけど、そちらで行われる展覧会に足して、自分達の校舎にも作品を展示しようと。そこで、私のも見てもらえることになったんです。まだまだ私の作品は実験段階で、作品と呼べるものかもわからないんだけど。プロセスの段階を見せるのでもいいから、人に見てもらおうよ、と言われて参加しました。

作品の話しはマタ今度にして、それで忙しかったの。それにそういう意味では、自分からエキシビションに参加するのは初めてだったので、一歩前進したかな。誕生日の近くにあったのも、何かの縁。ここは頑張ってみようと思ったんだよね。

夜には、リッチに、セントラルにある韓国料理やさんに連れて行ってもらいました。美味しかった〜!60年代、アメダマみたいにデザインされたガラスのグラスとお盆のセット、70年代のサイケなデスクランプ、それから『スマーフ』というリッチが小さい頃見ていたアニメのミニチュアをプレゼントで貰いました。うぉー。大好き。このグラスセットで、この夏はパーティーしなきゃぁ。カクテルの造り方、今から練習しよう。私の生活が一気にデザインっぽく。嬉じいっ!こいつらの所有者の、私自身がもっと洗練されなきゃだわー。かわいいやつらめ、使いまくってやる。と、いいつつ壊しちゃいけないって、どきどきして、たまにしか使えなさそう。

写真は、ママ・パパGが送ってくれたバースデー・カードから。彼女たちからは、「好きなものを買って」って小切手をくれたので、何に使うか未だに考え中です。何か、特別なもの。いつも近くに置けるもの。うーん。考えますね〜。小切手ってぇ、でもイギリスですね。ほほ。