もう去年の暮れのことですが。私、木を一本所有することになりました。といっても、観葉植物とか、食用にオリーブを購入って言うような話ではありません。年末のある日、私宛に手紙。開くとその手紙には、大きな字でど真ん中にこう書いてありました。



『Ryumi Choiに木、一本。』



その木は、しっかりとヨークシャー・デールズという大地に根をはってます。実は今回も、時折訪れるママG*1からの年末プチ・サプライズだったことが判明。どうやらママGが私のために、ある団体へドネーション(寄付)をしてくれたらしく、その為に送られてきた手紙だったのでした。彼女がドネーションをした先は、「ヨークシャー・デールズ・ミレニアム・トラスト」というところで、ヨーク*2の大自然を守るために沢山の活動している保護団体。この寄付で、彼らはまず私の名前をつけた苗木を一本、あのヨークの大自然に植えてくれるらしい。この団体では毎年冬に、新しい木を植えるそう。そしてこの季節が終わるころに、私宛に再度場所と、行き方を示した手紙が届くそうです。ちゃんと、ホームページで私の木の状態を確認することも出来るようになるみい。 http://www.ydmt.org

* * *

その封筒の中には、もうひとつカードが入っていて、そこには"To Ryumi, Here is a little bit of the English countryside dedicated to you with Love. from Mama G and Papa G"って書いてありました。「ゆみ。小さいけれどイギリスの田舎を、心をこめて貴方のために。ママGとパパGより。」って書いてありました。泣きそうになりました。嬉しかったよ〜・・・。

私は色んなことに感激しましたが、何よりもまず、ドネーションをプレゼントされるということが、私には初めての経験でとってもビックリしました。すごいヨーロピアンな、モダンなアイデアだなぁと。私には中々できない、心のこもったプレゼントだなぁ、と。あの大好きなヨークシャーの大地に、これからずっっっと、私の名前で育っていく赤ちゃんツリーが植えられたんだなァと思うと。異国の地でこんな素敵なことが舞い込んだことに、感謝せずにはいられません。



ちなみにこの話しには続きがあって。翌あさ、興奮冷めやらぬわたしが「Ryumi Choiに木、一本!Ryumi Choiに木、一本〜(興奮)!」と騒いでいたとき、ばさりと手紙が郵便受けから落ちてきました。なかには・・・。

「Richard Greatrex に木、一本。」   (・・・!!)

カードには、「リッチへ。この木たちも、貴方達の人生と共に、一緒に寄り添って育って行けるように。沢山の愛をこめて。母さんと父さんより。」って書いてあったのー!!私の木がひとりぼっちで淋しがらないように、という配慮の結果だそうです。

あ〜・・・。本当に私にはもったいない親子です。ぅっ。また泣きそうになったので。今回はこれまで。明日、エコの本の話し、この「ドネーションをプレゼントする」話しを踏まえて書きます。では。

*1:リッチのお母さん。私にとってはイギリスでの母。いつも本当にお世話になってます。

*2:ヨークは、リッチの実家があるイギリスの北にある地方で、イギリスの美しい自然がまだたくさん残っているところです。そのヨークのヨークシャー・ムア(Yorkshire Moor)には、去年の夏、パパGが家族みんなをドライブに連れて行ってくれた場所。あの場所も、この団体が保護してるんだよ。