イギリス版花火大会の季節!ガイ・フォークス・デーの由来

 昨日は、先輩のりょうこちゃんにチェルシー・キッチンを教えてもらい、ディナーをした。チェルシー・キッチンはかなり安くて美味しいものが食べられるって昔から有名な食堂だそうだ。入ってみたら、ものすごい独特な場所だった。テーブルすっごいちっちゃいし!!地下にはミニ洞穴みたいな場所もあったよ。ウホウホ。
 リョウコちゃんとは沢山話しをして、沢山話しを聞いて貰って、、、。助けてもらったな〜。やっぱり先輩と話すってすごい大切ね。先輩のさえちゃんやゆうこちゃん、モナと話した時も気持ちがとっても助かった気がした。みんな、ものすごい伸び伸びとリラックスして勉強している感じがする。周りを見ても、1年生って焦ったりするけど、こういう人たちを見て、こんな風に過ごすのが一番大切だよなぁ、って再度気がつくことがある。素敵な人達がいます。感謝感謝。
 外の夜空は、ガイ・フォークス・デーの花火がどこの空にも上がっていて、ロンドンの街は気のせいか、うっすらと火薬の匂いで充満していた。街灯にふんわりと照らされる空気は白く煙っぽく。由来はとっても残酷で、最初は信じらない感覚だと思ったけど。もうこのExcitementに換えることが出来るなら、理由なんてどうでも良いのかも。こんな日はワクワクせずには居られないよ。空気から人のスピリットが伝わってくるってこんな感じかな。今夜も花火はすごいだろ。夜が待ちきれないなんて、子供たちにはたまらないスパイスだろうな。

e-magから。

◇『火薬陰謀事件(Gunpowder Plot)』

ガイ・フォークス・デイの起源は今から約400年もさかのぼり、1605年にウェストミンスター宮殿(国会議事堂)で起きた『火薬陰謀事件(Gunpowder Plot)』からきている。これは当時のジェームズ一世による政権に不満を持っていた13人のカトリック教徒らが、国王と議員達を一気に暗殺するために企てた、国会議事堂そのものを火薬爆破してしまおうというものすごい計画である。

◇多量の火薬樽とともに国会に潜んでいた男とその一味

そしてその計画を実行に移すために国会議事堂内に多量の火薬の点火係として潜んでいたのが、このガイ・フォークスだった。ところが計画の秘密を握る内通者による国会への密告文書から、この陰謀は明るみに出、11月5日の未明、国会の地下室に潜んでいたガイ・フォークスが逮捕され、この爆破計画は未遂に終わった。計画を企てた者はその後、全て公開処刑されたという。

◇ “Penny for the Guy (ガイのために小銭を恵んで)”

この衝撃的な計画が未遂に終わった翌年から、11月5日を記念し、たくさんの花火をあげ、大きなたき火を焚いてガイ・フォークスに見立てた人形を焼くという風習が現在まで続いているということなのである。

ロンドンのような大都会ではあまりみられないが、今でも11月になるとイギリスの子供たちは気の合う友達と寄り合って、古い枕やクッションを使ってガイ・フォークスの人形を手作りし始める。そして出来上がった「ガイ人形」を手押し車などに乗せて近所中を練り歩き、出会った大人たちに“Penny for the Guy”と言ってて小銭をねだる、そうして貯めた小銭が、ガイ・フォークス・デイのクライマックス、11月5日の“Bonfire Night (焚き火の夕べ)”で打ち上げる花火の購入資金となるのだ。

◇ そしてクライマックス11月5日の夜・・・

5日の夜になるとイギリスの各地で人々は、大きな庭を持つ家庭や広場などに集まり、皆で焚き火を囲み、そして手作りのガイ人形を焚き火に放り込んで燃やして、スープやジャケット・ポテト、バーベキューなどの暖かい食べ物を食べながら大がかりな花火を楽しむという、まるで日本の『どんどん焼き』のような光景が見られる。