ねつのはな

 またCOLD SORE(家族の中では「ねつのはな」、薬学用語で「単純疱疹」、ヘルペス)が出来やがりました。今回はものすごい広がってしまい、これは外に出れない。ちょっと出てみたら、周りの人がすごいショックを受けていたので、急きょ退散。本当は、インターナショナル・スチューデントの初顔合わせに出る予定だったけど・・・これが、初対面の印象だと後々引きずりそうなので、明るいチョイで来週登校することにする。とリッチに宣言。
 そういえば、私のような顔で外に出ている人を見たことがない。こんなに疲れる度、ねつのはなが出来てしまうアンラッキーな人間は私くらいなのか、それともこの顔で外に出るのはタブー過ぎるのか。みんな、何かと理由をつけてお休みしているのかも知れない。風邪とか言って。うぁっ・・・そうだったのか!
 退散する途中、バスから通りすぎにヒゲヒゲボウボウのお兄さんを見て、
(あんたがそんなにヒゲを伸ばせるのも健康な皮膚をもってるからだよ。
良かったね。)
と思ったり、もし彼がねつのはな持ちだったら・・・、と想像してぞっとしたり、そして同情したりした。じょりじょり剃る時に・・・うぎゃぁ〜(悲惨)。
 自分が一夜にしてFREAK(怪物)になり、一週間くらいファントムの哀しみを味わう。誰かその間、わたしを地下牢に閉じ込めて欲しい。「一週間、誘拐されてました。ごめんなさい。」それとも、「一週間怪物でした。ごめんなさい。」駄目ですか?駄目ですか。