26日更新

 昨日は、リッチと半日くらい一緒にケーブル・テレビで「アニマル・プラネット」と言う動物番組*1を見ていた。NHKでよく、サバンナの動物たちとか特集しているが、こちらでは、1日中動物関係の番組を流しているケーブルテレビ局が2・3局ある。イギリス人一般に、動物愛護に対して関心が強いことが伺える。でも、たしかにこっちの動物番組は、日本のよりずっと面白い気がする。飽きないのだ。リッチがお猿が大好きだから、オラウータンの赤ちゃんの物語がやってて、すぐ釘付けになっていた。

 それから散歩がてら、2人でスーパーに買い物に行って、パブで美味しいカプチーノを飲んで、夕方からずっと一緒に絵を描いていた。リッチが1メートル四方くらいの大きなキャンバスを、それぞれに一枚ずつ買ってくれたので(でも私はヤッパリ小さいのをチマチマ塗っていたけれど)。あの人は、素手で、豪快に黒と赤のを塗りたくっていた。仕事で嫌な思いをしたから、黒と赤なんだ、とか言っていたかな?私は、あんなに豪快に絵の具を使うことも、塗りたくることもしなかったなぁ、と感心する。

 ロンドンでは、社会人が「暇な時間に何をしたい?」という最近のアンケート調査で、「飲みに行く」についで、「アート教室に行く・ギャラリーを見に行く」ことが意外にも、「サッカー観戦」や「スポーツ」を抜いて、人気なことがわかった。これは仕事としてのオフィシャルなライフスタイルだけではなく、プライベートはクリエイティブに、生活を充実させたいという意識が高まっているからだそうだ。アート業界の人には、イギリスの一般のアート需要が益々高まっていることを反映したアンケート結果であり、とっても好ましいことなんだろう。

 以前、友人がこちらに来たときに、「ロンドンは人をクリエイティブにさせる」と言って居たけれど、それは本当かもしれない。それは、人が『クリエイティブになること』に興味をもっているからだ。

 とにかく、「絵を描くと、気持ちが落ち着く」と言うのはリッチ談。わたしに言わせれば、「何だか充実した気分になる」ので、次の休日には、誰かと一緒に絵を描いてみてはどうでしょう?

*1:厳密には動物関係のみを流しているテレビ局