クラフツ・カウンシル

Boys Who Sew - Group Show
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 昨日疲れすぎ、何もできませんでした。戸村ゆりこちゃんに会いに行く予定だったのに。。。モバイルも忘れっちまうぼけっぷりでした。仕方が無いので、Crafts・Councilで「Boys Who Sew」というエキシビションをチェックして、エンジェルのCandid・Cafeでゲームしながら茶。

 今回の「縫う男たち」(勝手に訳)では、Gold・Smith大学のTextile科卒アーティストばかりが居た。やはりその道では、この大学がリードしているものが在るのかな。自分のやりたいことでは無いけれど。

 日本人の、刺繍でPortraitを作る人の作品は、写真でみたら凄かったのでこれが今回の見ものかと思って行ったが、以外に小さかった。やってることが凄いから、それは大きさじゃないよね、って心の中でフォロー。

 イギリスの感覚らしい、めっちゃシンプルな作品もあった。Materialじたいも、Simpleなボタンやリボン。でもアーティストは、その素材に何だかドキドキするものを感じるんだろうね。「かわいい、かわいいってイジクッテいたら、こんな風になりました。」と言う感じだった。

 中でも、海外から連れてこられたオーストラリア・アーティスト「Brett Alexander」の作品(ホームページのスライド・ショウで見れるよ)は、とってもかわいかった。数十も並んだ子供服には、それぞれ刺繍で「He」とか「She」とか「Selfish」とか一言一言書いてある。それがメッセージであるに違いないのだけれど、それ以上に視覚的に惹かれる。子供服の中からは、サンダルを片方ずつに含んだ黒いストッキングが突き出している。まるでアンバランスな、足の伸びきった影のような、人の形のような。何か、子供の形でありながら、かわいく不気味に伸びる黒い足の、首なし人型。明るいスペースの中に展示されながら、ちょっとスパイスがかったArt・Workだった。



 チャンホン(弟)の言うには、ロンドンは疲れる街だそうです。ギャラリーもあんまり良いの無いね、だって。確かにそうかもしれないが、私は取り合えず近くに寄ったら見に行く癖が付いてしまっているので止められない。私は、勉強も兼ねて、趣味でもあるし、またロンドンの新しいことを歩いているうちに発見できるから、ギャラリーめぐりは私のもっとも基本なんだけど。

 確かに、数をこなしていると見るところも変わってくるけどね。ギャラリーのムードだったり、もちろん良い展示がよくある場所もわかってくるし。ギャラリーだけじゃなくって、カフェのムードとか。回りを囲む街との関係とか、ふんわり伝わってくるものが言葉じゃないけど、Experience(経験ですかしら)。

 弟は、今後日本でライブ・ハウスをこなして見ようか、と言っていました。


 夜、リッチのベスト・フレンドのドムとヨハンが遊びに来た。リッチがシェフで、豪華ディナーを作ってくれた。疲れてたのに。。。尊敬するくらい、本当にいい人だなぁ。みんなで食事して、Local・Pub, Eclipseで一杯飲む。リッチとチャンホンは長いこと一緒に、Foot・Ballを見てた。やっぱり一緒に見る人が居ると楽しいみたいね。今日も色々あって、楽しかったです。以上。